visiting Ruins of Old Vaasa 多種多様な文化が混ざり合う町、Vaasaの歴史を紐解く!
今日はお友達のJesperがOld Vaasaを案内してくれました😆-8度の寒い中ありがとう!⛄️💓
今日はJesperから聞いたお話とリサーチをもとに、私が留学生活を送っているVaasaの歴史を紐解いてみます。
ヴァーサの歴史はスウェーデンの船乗りたちが入植を始めた14世紀前半にまで遡ることができます。彼らの手によって開拓が進められていき、城が建てられ、やがて王朝が生まれます。かつて氷河期に土地が隆起したことにより今日のヴァーサと旧ヴァーサの間には川があったため、城を建てるのには絶好の地理条件でした。(下記の写真はKorsholm Castleの城跡。pinkishな夕焼けにモニュメントが映える💓)
Vaasaという名はスウェーデンの王宮(the Royal House of Wasa)にちなんでおり、17世紀頃にはオストロボスニアの交易地として大いに栄え、富を生みました。しかしその後、ヴァーサは三度の壊滅を経験します。一度目は1700年から1721年の長年に及ぶ戦争によるもの、(the Great Northern War)二度目は1808年ロシアの侵攻によるものです。そして三度目、1852年に平和を取り戻したヴァーサの町を大きな火事が襲いました。暑い暑い夏の朝、不注意にも商人がうたた寝をしながら吸っていたタバコが枯れ草の上に落ちたのです。ヴァーサは一瞬にして悲惨な火の海と化しました。火事を受け、より港に近く、便利で安全で現代的なまちづくりの計画が進められました。そして1862年、今日私たちが暮らすヴァーサへと町が移されたのです。
ここOld Vaasaでは城跡以外にも多くの必見スポットがあります。下の写真は聖マリア教会跡(St. Mary's stone church built between the 1480's and 1550's)。火事によって崩壊した悲惨な姿をそのままの形で見ることができます。Old Vaasaの民家やその他の建物はほとんどが木製で、また建物と建物の距離が非常に近かったために、火の手が回るのが余計に早かったそうです。